ちびっこの肘の痛み - 東京都文京区の東大前接骨院のブログ|東大前接骨院

東大前接骨院
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2017年01月16日 [治療の話]

ちびっこの肘の痛み

お世話になっております。東大前接骨院です。
小さいお子さんでは肘を痛めていらっしゃることがよくあります。正確には肘かどうかわからないけど、腕をどうにも動かそうとしない、などでお母さんが連れていらっしゃることが多いです。
ちゃんと喋ることのできないくらい小さいちびっこにはよくあることです。

よくあるのは肘内障(ちゅうないしょう)といって肘にある靭帯が引っかかっている状態。これはほっておいても治る場合もあり、待合室で問診票を書いていたら治っていた、なんてこともあります。
そうならない場合は人の手によって、外れた靭帯をもとの状態に戻す操作をします。簡単な操作で「クッ」という感覚とともに靭帯が戻って、すぐに痛みが消え動かすことをできるようになります。
肘が原因でもちびさんの場合はどこが痛いか上手に教えられない子も多いので、手首が痛いと言ったり、違うところを指さしたりします。1歳から3歳くらいであればこの肘内障を一番に疑います。大体お母さんかお父さんに肘を伸ばした状態で急に引っ張られた、などのきっかけが多いですね。急に泣き出すので親はびっくりするそうです。輪状靭帯という靭帯が原因と考えられ、繰り返すことが多いといわれますが、成長とともに起きなくなります。予防としては肘をまっすぐにしたまま引っ張らない、ちびさん本人にも少し力を入れさせた状態で引っ張れば抜けにくくなると言われます。

もう一つ代表的なものは上腕骨の顆上骨折です。転んで手を衝いた、肘から落ちたなどの場合、まずこれを疑います。腫れや痛みも強いためすぐに病院に行く方が多いですが、骨折していてズレがひどい場合、たいていは手術になります。
これは折れた骨の部分が薄っぺらくなっているため、ギプスでは安定を保てないことと、変形して治ることも多いからです。昔は手術しないこともあったみたいですが、変形してしまうと徐々に神経の麻痺などが起こることもあり、早期のうちに解剖学的に正常な状態(けがをする前に近い状態)にプレートなどを入れて治してしまうことが多いです。我々が通常業務でよく遭遇する骨折で、その後の経過も慎重に見なければいけない骨折です。
肘は血流が豊富なため、骨自体は早めにくっつくことが多いのですが、腫れが強く出るため固定が難しい面もあります。
受傷後いきなりギプスを巻いてしまうと腫れが出た場合に血の逃げ場が無くなり血管、神経を圧迫して腕が動かなくなってしまうことがあります。フォルクマン拘縮として知られていますが、教科書には絶対にのっている合併症ですね。こうした場合に備え、ギプスに割れ目を入れておく、腫れが引くまでは伸縮包帯を使う、等の対策で様子を見ます。自分が多く行っていたのは1週間くらいはシーネと弾性包帯での固定で腫れを見ながら、骨がずれていなければそのままギプス固定、ズレが大きくなっていたら手術に回ってもらうというケースが多かったです。治り方は色々あると思いますが、患者さんとしてもこちらとしても一番効率的な治り方かと思います。ズレがなければ切らないで行けるのが一番でしょうから。
たまに怖いのは骨折でも腫れや痛みが少ないことがあり、レントゲンでもはっきり映らない折れ方もあるというところです。MRIではわかるのですが、ちびっ子はレントゲンに映らない軟骨部分が多いこともあり、この辺りは熟練の経験がないと判断は難しいといったところでしょうか。
肘の痛みでお悩みでしたら一度ご相談くださいね。


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お体の不調でお悩みの方は、是非ご相談ください。

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