治療例(肩関節脱臼骨折) - 東京都文京区の東大前接骨院のブログ|東大前接骨院

東大前接骨院
文京区東大前地域密着の接骨院
2017年09月02日 [治療の話]

治療例(肩関節脱臼骨折)

40代の男性で柔道の練習中に右手を畳に付き、捻った気がするとのこと。三角巾で腕を釣った状態で来院。外観では肩の膨隆が消失しており、上腕骨頭が肩の前方に移動していました。
肩の脱臼で大部分をしめる、前方脱臼でした。レントゲンでは大結節の骨折も合併していました。肩甲骨の関節窩には骨折はないため、まずは通常の脱臼の整復を試みました。
色々と整復法はありますが、おすすめなのは昇降ベッドに患者をうつぶせに寝かせて腕に重りを付けて放置するやつ。ただ、今回は時間もなかったためゼロポジション法で整復をしました。腕をもってゼロポジションに少しづつ持っていくとポコンと関節が入るのですが、受け皿の肩甲骨をきちんと助手さんが固定するのが大切です。レントゲンで整復を確認したら固定です。とはいってもバストバンドと三角巾での固定なので、非常に簡潔な固定です。
上腕骨の外科頚骨折などもバストバンド+三角巾で済むので楽ですね。入浴ができないので、身体を来院されたら着替えや体を清拭するのですが、ギプスを巻くのに比べると匂いもこもらないのでとても楽です。

肩は動かせませんが、肘や手首の拘縮を防ぐために運動を行います。リハビリ用のボールを握ったり普段からやってもらいます。
一般的には4週くらいの固定で、骨の具合により、さらにプラス2週間くらいでしょうか。運動の初めは他動での挙上、外転等シンプルな動きをさせて痛みが出るかどうかを確認しながら動かしていきます。できるだけ毎日動かします。
動かして2週目くらいから挙上も外転も回旋動作も少しずつ可動域を広げていきます。痛みも感じますがリハビリ後に痛みが継続しない程度であれば問題ないとして普段しない角度も少しずつ少しずつ加えていきます。炎症や圧痛を確認しつつ、挙上、外転、内転、内外旋も自動、他動、器具を使ったりしながらどんどん動かしていきます。
成人の脱臼は比較的繰り返しにくいと言われています。子供うちに脱臼をすると、その後も脱臼をしやすい肩になってしまうため、初めの処置はとても大切です。
リハビリ自体は痛いこともあるため、途中で嫌になって続けなくなる人も居ますが、固さが残ったままだと日常生活にも悪い影響が出ますので、きちんと治すことをお勧めします。
この方の競技への復帰は3か月くらいでしたが、仕事で来院できない時はご自分で可動域訓練もしており、そのかいあって回復も早かった印象です。昔は再発防止に肩周辺の筋肉を強化するということが言われていましたが、現代ではそれに否定的な意見のほうが多いですね。外れるときは外れてしまうので、再発を繰り返す方はここまで行くと外れてしまう、という角度を認識して、そこまで腕をもっていかないようするというのが一番大切かと思います。人によってどんな運動が良いのかはそれぞれ異なりますので、リハビリをご希望の方はまずお問い合わせください。
このエントリーをはてなブックマークに追加

お体の不調でお悩みの方は、是非ご相談ください。

このページの先頭に戻る