治療例(アキレス腱断裂) - 東京都文京区の東大前接骨院のブログ|東大前接骨院

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2017年09月01日 [治療の話]

治療例(アキレス腱断裂)

以前経験したアキレスけん断裂の患者さんのお話です。
30代男性でスポーツを良くされる方です。野球、サッカー、格闘技をやっている人で、野球のフライを取ろうとして走っていた時、踵に衝撃を感じて転倒してしまいました。立つことは何とかできるのですが、歩くときにうまく力が入りません。仲間に抱えられ整形外科に行き、アキレス腱断裂の診断を受けました。触診でもわかりましたが完全断裂で、その場でドクターより手術(観血)、保存(手術しない)どちらがいいかといわれ、保存で行くことにしました。
手術と保存のどちらがいいかははっきりとわかっていません。メリット、デメリットがどちらもあるようです。
ちょっと意外でしたが、ドクター自身が患者となった場合、保存を選ぶ割合が多かったという話をどこかで聞きました。
保存を選ぶ場合は6週くらいの固定が必要なことと、定期的なギプスのまき直し、荷重を段階的にかけていく必要があるために、こまめに通院しないといけない、などいろいろと面倒ですが家の近所にきちんと管理してくれる施設があるなら良いと思います。
理屈ではなく体にメスを入れたくないという人は多いと思うので。アキレス腱自体はとても修復能力が高い組織ですのでよくくっつきます。

ギプスは足首を底屈位(つま先立ち)の状態で巻くためふくらはぎの筋肉が短縮、固くなることがあります。この短縮を取り戻すのがとても大変です。基本的に固定時に荷重はかけさせないので松葉杖での歩行となります。数週間ごとに足首の角度をつま先立ちから、通常の状態にまで戻していきますが、完全にくっつくまでは無理な運動や体重をかけさせないようにしないと、また切れてしまいます。慎重すぎると関節の拘縮も始まるのでこの辺のタイミングがなかなか難しいところです。

腱がくっつき、運動を開始するときも初めは足首がほとんど動きません。まずは自分の力で足首を動かしてもらいます。また体重計を2つ用意してケガをした足に20%くらいの荷重をかけて、その感覚を覚えてもらいます。いきなり松葉杖を外す前にケガをした足に少しだけ体重をかけ歩く感覚を取り戻します。このようにして2本使っていた杖を1本にしていき、それも慣れてきたら松葉杖を外していきます。並行して足首を動かす運動、下肢全体の筋力が衰えているために膝、股関節、腰周りに不具合を訴える方もよくいます。
平行棒内の歩行や、階段の上り下りも始めて、最終的には健側と同じくらいの筋力や足首の可動域を目指します。
もちろん若年者のほうがリハビリ全体の期間は短くて済みますが、焦ってしまい再断裂を起こしてしまうこともあり、じっくりと腰を据えて取り組むことが大切です。
自分の経験では固定が5~6週、その後の筋トレと可動域訓練で2か月くらいの方が多かったです。

他の病院で手術をしてその後のリハビリを当院でやったケースでは、競技の復帰までに2か月くらいはかかっていたと思いますがそれでもかなり早いほうだと思います。通常はもう1,2か月はかかります。

患者さんの年代やスポーツのレベルなどでも違いますが、もしお困りでしたら当院に一度ご相談ください。
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お体の不調でお悩みの方は、是非ご相談ください。

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